エコーを落としたおじさん
2007年2月1日 エッセイ コメント (2)
エコーというタバコがある。
黄色いパッケージで一箱150円のやつ(タバコやめたので最近の値段は知らん)。
先日、車を運転していたところ、作業服を着たおじさんが横断歩道を渡っていた。
おじさんは保温式弁当箱を右手抱え、左手にジャンバーをかけていた。
おじさんが目の前を通り過ぎたとき、ふとポケットから黄色いエコーがこぼれ落ちた。
「あ、落とした!」
親切屋さんの僕は黙って見過ごすことができず、クラクションをやさしく鳴らしポケットからエコーが落ちたことを教えてあげた。
おじさんはハテナ顔でキョトンして、エコーに気づかない。
フロントガラス越しにエコーを指差してあげた。
「ん?」という顔をするおじさん。
僕はフロントガラスに指がぶつかったら、突き指するんじゃねーかくらいの勢いでエコーを指差した。
ようやくおじさんはエコーに気づいてくれた。
気づいたんだけど、なぜか拾おうとしない。
おじさんはエコーを見つめ、続いて僕の顔を見る。
「エ・コ・ウ」「エ、コ、ウ」と、フロントガラス越しに口を動かして教えてあげるも、一向に拾おうとしない。
なんだ俺の親切を無視か。
ドラマかなんかでセックスをする気満々の女性が男を誘って断られたときの「私に恥をかかせるつもり?」的な気分じゃないか。
仕方がないから窓から顔を出して「落としましたよ」と告げる。
おじさんは首をかしげる。
「ポケットから落ちましたよ」とエコーを指差すと、おじさんは渋々といった感じでようやくエコーを拾った。
チャッチャと拾ってくれればスッキリした気持ちになれたろうに、なんだろうコノモヤモヤは・・・。おじさんはなんでエコーを拾うのにあんなにためらったんだろう。
みなさんはなぜだと思いますか?
エコーが実は空箱だったから?
いいえ。
俺がエコーだと思っていたのは実はみかんの皮だったからです。
車を発進させておじさんの横を通ったときに確認。
黄色いパッケージで一箱150円のやつ(タバコやめたので最近の値段は知らん)。
先日、車を運転していたところ、作業服を着たおじさんが横断歩道を渡っていた。
おじさんは保温式弁当箱を右手抱え、左手にジャンバーをかけていた。
おじさんが目の前を通り過ぎたとき、ふとポケットから黄色いエコーがこぼれ落ちた。
「あ、落とした!」
親切屋さんの僕は黙って見過ごすことができず、クラクションをやさしく鳴らしポケットからエコーが落ちたことを教えてあげた。
おじさんはハテナ顔でキョトンして、エコーに気づかない。
フロントガラス越しにエコーを指差してあげた。
「ん?」という顔をするおじさん。
僕はフロントガラスに指がぶつかったら、突き指するんじゃねーかくらいの勢いでエコーを指差した。
ようやくおじさんはエコーに気づいてくれた。
気づいたんだけど、なぜか拾おうとしない。
おじさんはエコーを見つめ、続いて僕の顔を見る。
「エ・コ・ウ」「エ、コ、ウ」と、フロントガラス越しに口を動かして教えてあげるも、一向に拾おうとしない。
なんだ俺の親切を無視か。
ドラマかなんかでセックスをする気満々の女性が男を誘って断られたときの「私に恥をかかせるつもり?」的な気分じゃないか。
仕方がないから窓から顔を出して「落としましたよ」と告げる。
おじさんは首をかしげる。
「ポケットから落ちましたよ」とエコーを指差すと、おじさんは渋々といった感じでようやくエコーを拾った。
チャッチャと拾ってくれればスッキリした気持ちになれたろうに、なんだろうコノモヤモヤは・・・。おじさんはなんでエコーを拾うのにあんなにためらったんだろう。
みなさんはなぜだと思いますか?
エコーが実は空箱だったから?
いいえ。
俺がエコーだと思っていたのは実はみかんの皮だったからです。
車を発進させておじさんの横を通ったときに確認。
コメント
ずっとえちょだとおもってたけど、去年くらいにエコーだと教えてもらいました。
って、みありってオレがよく知っているみあり?
ならば久しぶりじゃない。