山下とサンボ

2005年10月29日 音楽
山下達郎のクリスマス・イヴが大ヒットしていた頃、この人の音楽を聞くこたぁ絶対ないだろって確信していた。
しかし月日は音楽の嗜好を変えてしまうようで、最近は山下達郎ですわ。シュガーベイブの頃にまでさかのぼって達朗ですわ(でもクリスマス・イヴだけは拒否反応)。

きのう本屋に行ったらQuick Japan(音楽雑誌)の表紙が落ち武者・・・山下達郎だったので手に取ってみた。
http://quickjapan.hp.infoseek.co.jp/QJ62.jpg
山下達郎とサンボマスター(Vo)の対談が載っていてこれがなかなか面白かった。

サンボのボーカルはロックという病に冒されている男なので、山下という大御所相手にも怯まずパンチの効いた質問を投げかける。そんな質問にも懐が広い山下はたじろがない。なんというかノーガードの殴り合いのような、かといって悲壮感のない笑顔で殴り合っているような対談だった。

詳細は本で確認して欲しいけど、サンボのボーカルの印象的な言葉を紹介する。
バンドについての話しのとき、山下が「キミは(演奏の)上手いメンバーと組んだらもっとよくなる」というような質問に対してサンボのボーカルが返した言葉。

「ぼくたちは3人で売れなくなりたいんです。」

たった一行だけど、すごく多くの意味を伝えていると思いませんか。
サンボのアルバムを買って帰った。

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