眼球譚　（よこしまな天使）

この小説を糞尿小説と呼んでいる。
フランスの思想家であり作家のバタイユが書いた
小説「眼球譚」。
サド以来のエロティシズムの傑作とか、三島由紀夫が絶賛した傑作とか、単なるポルノ小説と吐き捨てられたりもする作品。
全篇に渡り放尿とセックスが描かれている。
もう何年も前に読んだので細かい内容は忘れてしまったが、
ひとつだけ頭に残って忘れられないシーンがある。

全裸の少女が牛乳を皿に注ぎ、その皿に尻を浸すシーン

ものすごいエロくないっすか？

そもそも眼球譚を読もうと思ったのは、金子国義の「よこしまな天使」という作品集を観たため。眼球譚をテーマにした絵が面白く、眼球譚の世界と金子国義の絵のタッチは絶妙だった。